家族 じまい。 家族じまい/桜木紫乃

SUNDAY LIBRARY:三浦 天紗子・評『家族じまい』桜木紫乃・著

そういう気持ちで書き始めました。 デリカシーのありようって夫婦によって違うと思いますが、最終的に触れちゃいけないところには触れないで来たから、二十年以上続いてきたようなところはあると思うんです。 殺人事件も犯人捜しも書いてきたが、家族を書いているときが最も、反社会的行為を自覚できた。 両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。 私自身が母と接していて、歳をとるというのは忘れることなのかなと思ったんです。 桜木紫乃の小説には強かで毅然と生きる自立しているけど母親との関係に屈託を抱いた女が出てくることが多い。 突然かかってきた、妹からの電話。

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・【読書・ネタバレ】「家族じまい」桜木紫乃: 笑顔で深呼吸

まわりからは理想の老後と言われている彼女の物語が、この小説を見事に締めくくった。 老夫婦の表面と裏面、両方を想像することによって、気づくことがあったのだと思います。 両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。 思い起こせば、あのときが私の家族じまいの始まりでしたね。 別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。

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家族じまい/桜木 紫乃

職業小説家が原稿書きを「楽しむ」とは何ごとか、と叱られるかもしれないが、正直なことを言うと本当に楽しかったのだ。 13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞を受賞。 やぁ、一作ごとにだんだん文章が良くなっていく感があります。 桜木さん見かけたんです。 私にとっての家族じまいはいつだったろうかと考えると、どうやら小説を書き始めたときであったような気がします。

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インタビュー 桜木紫乃「家族じまい」 家族はいったいいつまで家族なのだろう

そこを自分の核を持って接すると、ややこしくなっちゃうんでしょうね」 第4章では、智代の父親・猛夫の姿が血縁関係のない、若い女性の目を通して描かれ、娘たちには決して漏らさない本音や、別の顔を浮かびあがらせるのだった。 陽紅は涼介の母に、農協の窓口で熱烈に口説かれ、「まだまともに会話もしたことのない男の嫁になるという時代錯誤」と自覚しながら、その気になっていきます。 自分に重ね合わせてしまってどうにもこうにも。 あらすじ・概要 【第15回中央公論文芸賞受賞作】 「ママがね、ボケちゃったみたいなんだよ」。 それは登美子も変わらない。 感情にまかせてもまかせなくても、言いたいことを全部言っていたら、けんかになりますよ。 最近、「毒親」とか「鬼親」という言葉が使われるようになりましたが、私はずっと、毒にならない親なんていないと思っているし、それを書いてきました。

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楽天ブックス: 家族じまい

屋号も本家も分家も家系図も、身内の上下関係も無縁で育った北海道の女にとって、自分が働いて得る以外の肩書きは興味の対象外らしい。 各々の心情を桜木は見事に表現している。 あとは「自分の家族が一番好き」はっきり言葉に出せる。 何かが邪魔するんですね。

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